牛乳を愛す

柿の種も好きだが、もっと前からずっと好きなのが牛乳である。母親が牛乳好きだったこともあって、家族全員水がわりに飲んでいる。実家の冷蔵庫には常に牛乳が複数本常備されており、たまに切れた時は「なんでないのさ!」と怒り出す人もいる。

牛乳好きというと母親がすぐに持ち出す話が、自分が3歳児健診を受信した時、牛乳の摂取量を訪ねられて答えたところ、飲みすぎなのでもっと控えてくださいといわれたという。その頃から牛乳好きだったわけだが、一人暮らしを始めてからも変わらない。常に冷蔵庫には牛乳を2本は置くようにしている。寒い時期でも1週間に1リットルパック3本、暑い時だと1日1本ぐらいは飲むこともある。お腹が緩くなるといったことは一切ない。

それだけ水のように飲んでいるので、他の料理はしなくても牛乳だけは必ず買うようにしている。近所のドラッグストアだと1本158円と激安なのだが、駅近のスーパーよりも営業時間が早く終わってしまうため、泣く泣く198円の牛乳をそのスーパーで買ったりしている。

もちろん買うのは成分無調整牛乳。たまに低温殺菌のものや濃いめのものを買うこともあるが、あまり飲み慣れないのと水のように飲むので値段も重要ということもあって、いつもは一般的な高温殺菌のタイプを買っている。特に好きな銘柄というのはなく、一番安いものを買う。明治のおいしい牛乳やメグミルクの製品なども試しに買ったことはあるが、確かに味の違いはあるものの、どちらが美味しいという類のものではないと感じた。比較的高価な牛乳は、ホットミルクにするとはっきりと味の違いがわかるのだが、大抵は冷たいまま飲むので、高級品を買っても分からないのだ。
以前、脱脂粉乳などを混ぜたものを成分無調整牛乳として販売していたため雪印乳業が摘発されたことがあったが、あの事件の直前の雪印乳業の牛乳が美味しかった。冷たいまま飲むときはそれほどでもないが、ホットミルクにすると断然他の牛乳より味が濃く、10円ぐらい高くてもそちらを選んで買っていたこともある。今思えば、脱脂粉乳やクリームを混ぜていたのだから、当たり前だ。今市販されている成分調整牛乳は、栄養を調整したり飲みやすくするため、成分無調整牛乳とは違う味になってしまっている。当時の雪印の牛乳のように、極力成分無調整牛乳に似せた味の調整牛乳があれば買うのだが。

よく「牛乳を飲むと背が高くなる」などと言われるが、これだけ牛乳好きにもかかわらず、自分はこの歳になっても平均以下の身長のままだ。どうやら牛乳パワーは効く人とそうでない人がいるらしい。

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