【読書】イスラーム国の衝撃

- 元々イスラム教には、異教徒を打ち倒す聖戦(ジハード)の考え方がある

  - イスラム圏に対する攻撃、過去のイスラム教徒と他教徒感の軋轢(サイクス・ピコ協定など)などによる欧米諸国への反感

  - アルカイダなどのはたらきにより、欧米諸国に対するジハードを実行すべきという考え方(ジハード主義)が台頭

- アラブの春などにより一部のアラビア諸国の国家の締め付けが弱まった

  - その間隙にジハード主義がはびこった中の一形態がイスラム国

  - イラク(中でも中央政府の提示した新憲法への反対派が多い地域など)とシリアの一部で勢力を伸ばす

  - 経緯からして、アメリカの軍事介入などではなく、イスラム諸国の適切な統治によってしか解決できないと思われる

- 真新しい考え方はないが、イスラム教典やイスラム法学に則った主張、終末論

  - 自らの行動を、預言者が活動した時の流れと同一視することによるストーリー化

  - 主張に沿った効果的な広報活動

- 周辺イスラム諸国を始め欧米からも共感者が参加

  - 協力者が帰国してからのテロが懸念される

  - 欧米諸国からの協力者が取り上げられがちだが実際は少数で、プロパガンダの一環でしかない

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