飯豊連峰縦走 1日目(8/7)
今更感ありまくりなのだが、8/7(土)から10(火)にかけて、飯豊連峰を縦走してきた。今のところ今年一番印象に残った山行なので、ぜひともレポートを書きたいと思っていたのだが、例によってのびのび。今日は早く帰宅できたので書いてみる。
0日目(8/6金)
東京駅八重洲口→新宿駅南口→(夜行バス)
1日目(8/7土)
→会津若松駅→(JR)→山都駅→(タクシー)→川入キャンプ場→銀命水→峰秀水→三国岳→種蒔山→切合小屋(泊)
2日目(8/8日)
切合小屋→御秘所→本山小屋(飯豊山神社)→飯豊山→御西岳→御西小屋→大日岳→御西小屋(泊)
3日目(8/9月)
御西小屋→天狗岳→烏帽子岳→梅花皮小屋→北股岳→門内小屋→地神山→頼母木小屋(泊)
4日目(8/10火)
頼母木小屋→大石山→鉾立峰→杁差岳→鉾立峰→大石山→足の松尾根→奥胎内ヒュッテ→(タクシー)→中条駅→(JR)→新潟駅→(新幹線)→大宮・東京
金曜の夜、東京駅八重洲口の高速バスターミナルを出発するバスで会津若松へ。お盆の始まりとあって、八重洲口はあちこちへ向かうバスが列をなし、バスを待つ人たちでごった返していた。登山と思しきザックを持った人もちらほら。途中、新宿駅で1人と合流し、合計4人で一路東北を目指す。
翌朝、寝ぼけ眼で会津若松駅前でバスを降り、駅舎に入るとお城ボくんという素敵なネーミングのマスコットがお出迎え。ディーゼルカーに乗って山都駅へ向かう。
当初の計画では、山都駅に着いてから2時間ほど仮眠をとり、朝一(といっても8:45)のバスに乗って登山口へ向かおうと思ったのだが、それだと一番手前の小屋である三国小屋にすら夕方着になってしまう。はじめのうちは杁差岳まで縦走するのは無理だろうと思っていたのだが、来てみるとやっぱりそこまで行ってみたい。ならば、仮眠をやめてタクシーで登山口へ向かったらいいのでは?と気付いたのが前夜のバスの中。朝にあわててタクシー会社に電話してみたのだが、もう予約でいっぱいと断られてしまった。仕方なく山都駅で休もうと思ったら、高校の山岳部らしき若者たちがジャンボタクシーに乗り込んでいる。まだ電話してみていないタクシー会社だったので、試しにかけてみたら、あっさりOK。そんなわけで、予定より2時間ほど早く行動開始できた。タクシーが川入のキャンプ場まで入ってくれたので、バスよりもさらにコースタイムが短くなったというおまけ付き。
川入キャンプ場の駐車場は登山客の車でほとんど満車だった。標高は500mも行かないところなので、暑い。しばらくは樹林帯の中を歩くが、やはり暑い。4人パーティー全員がこれまでにない発汗具合。途中、銀命水は枯れていたが、水場の前で高校生パーティーが、「お前、水持ってるのか」「ないです」というやり取りを繰り返していた。がぶ飲みしてなくなってしまったらしい。その後も樹林帯が続く。等高線を見る限りそれほど急というわけでもないのだが、いかんせん暑い。途中、峰秀水という水場では冷たい水がこんこんと湧いており、喉を潤すことができた。先ほどの高校生も無事に水を補給したようだ。
そこから先は徐々に木が低くなり、稜線に出る。東北の山はどこもなだらかな稜線がどこまでも続くようなイメージがあったが、結構な岩稜。怖いというほどではないが、追い抜きやすれ違いもすんなりはできず、意外と時間がかかる。
岩稜を抜けると三国岳の山頂に三国小屋がある。この時点で1人は暑さにバテ気味だったのだが、女性2人と自分はどうしても最終日に杁差岳に行きたい一心でバテてる1人を追いたてて、当初の予定を変更して切合小屋まで行くことに。時間的には余裕がある。はじめのうちは鎖場があったりしたが、徐々になだらかな歩きやすい稜線に出る。しかし雲が出てきてしまい、あたりの景色は楽しめず。種蒔山付近には雪渓がいくつかあり、そのまわりだけ咲いている花が違ったり、他では枯れかけの花が鮮やかに咲き乱れていたりする。特にニッコウキスゲは群生しているところも結構あった。
一番大きな雪渓の横には、シラネアオイが上品な紫の花を咲かせていた。
雪渓を抜けると切合小屋。飯豊連峰で唯一食事が出る小屋だ。と言っても、自分で米3合を持参し、それを提供すると食事が出るという形式。それでも、短時間で飯豊に登りたいとここを起点に飯豊本山を往復する人も多いらしく、小屋は大混雑だった。我々は、担ぎあげてきたビールで乾杯し、テント初体験の女性陣と、汗臭い小屋に泊る男性陣に分かれて眠りについた。
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