乾徳山



晴れそうな気配が見えそうで見えない曇り空の下、乾徳山へ。山頂から金峰山の五丈岩が遠くに見えただけで、他に展望という展望はなく、ずっと霧の中。登山口の大平牧場は既に廃業しており、朽ち果てた牛舎がうち捨てられているという寂しい状況だった。

山頂直下の鎖場は、下から見上げると、噂に違わぬ高さがある。鎖場のセオリー通り、鎖に頼らずに補助的に使いたいところなのだが、足を掛けるところが少ないので、クライミングの経験がある程度ないと、結構手間取る。むしろ、セオリー無視で鎖を両手でがっちりつかんだ上で、両足を壁にくっつけて登った方がよい。取り付いてみれば、見た目ほど高い壁ではない。バランスを崩して左右に身体が回ってしまわないように注意。

この写真は、苔生した林の光景として山ではよく見るかもしれないが、何となく雰囲気が出ている気がしたので選んでみた。

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